
川棚工場- kawatana factory -
下水処理場やし尿処理場から運ばれてくる汚泥・汚水を焼却処理します。また焼却時に発生する灰を再度溶融し、建設資材の原料としてリサイクルしています。
こんな製品が
生まれています。

(水処理の過程で出る廃棄物)



溶融スラグ
建設資材の原料
焼却灰を再度1,400℃以上で処理したもので、リサイクル砕石として公共工事などで利用されています。

セメントの
原料へ
土木建築用のコンクリートを作るための材料として使用されています。
このような工程で
つくられています。
搬入
汚水が発生後、下水処理され、ー部は処理水として放流されますが、下水処理後に出てくる不要な汚泥が、ハラサンギョウへ運ばれてきます。
焼却
その汚泥を800度以上で燃やします。
廃熱の再利用
燃やす際の廃熱は、化製工場の熱源として再利用されます(サーマルリサイクル)
溶かす
焼却灰を溶融炉で1,400度以上の熱で溶かします。
固める
溶かしたら、コンベアに流し込み2時間かけて固めます。
スラグ完成
スラグ完成!
→砕石会社などへ販売
灰の再生利用
汚泥からの焼却灰の一部は、セメント会社にてセメント化されます。
活用
スラグは工事などに利用されます。(マテリアルリサイクル)
主要設備
多段式焼却炉
処理能力 | 100.8トン/日(4.2トン/時) |
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取扱品目 | 汚泥、廃油、動植物性残さ、動物のふん尿、13号廃棄物 |
流動床式焼却炉
処理能力 | 240トン/日(10トン/時) |
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取扱品目 |
汚泥、廃油、動植物性残さ、廃酸、廃アルカリ、動物系固形不要物、13号廃棄物、 動物のふん尿 |
旋回式灰溶融炉
処理能力 | 15t/日(625㎏/時) |
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取扱品目 | 焼却灰 |
新焼却施設紹介
当社メイン焼却炉となる流動床式焼却炉の2号炉です。
これまでの焼却物に加え、鶏糞などの動物のふん尿にも対応しています。
また、廃熱エネルギーも無駄なく利用するために発電機も設置し、これまで以上に環境に配慮した焼却炉になっています。


西彼工場- Seihi factory -
「蒸製骨粉製造ライン」「多段式汚泥焼却炉」という2つのラインがある西彼工場では、蒸製骨紛(肥料)の製造と汚水処理を行っています。
こんな製品が
生まれています。



蒸製骨粉
肥料の原料
農業や家庭菜園で使用されている高リン酸有機肥料です。
このような工程で
つくられています。
搬入
スープエキスを抽出した後の骨(エキス粕)がハラサンギョウへ運ばれてきます。
脱水
脱水機により水分を除去します。
乾燥
650度の熱で15〜20分乾燥させます。
分別
ふるい機でサイズによって分別させます。
配合
肥料メーカーの希望の割合で配合します。
完成
蒸製骨粉の完成です。
活用
野菜や植物の肥料に使用されます。
主要設備
乾燥炉
処理能力 | 60トン/日 |
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取扱品目 | 動物性残渣(エキス粕) |